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アンの幸福 Anne of windy willows
赤毛のアンシリーズ4

二階のひろい北の部屋では、サリーと三人のブライズメイド(つきそいむすめ)が、身もふるえるようなかがやかしいよそおいをしていた。ナイルグリーンの衣装とぼうしをかぶったアンは、鏡にすがたをうつしながら、このすがたをギルバートに見せたいと思った。
「すてきだわ!」とノラが、いくらかねたましそうにほめた。
「あなたこそすてきよ、ノラ。そのくすんだ青いシフォンの服とダチョウのはねでかざった広縁ぼうしが、あなたの髪のつやと青い目をひきたてているわ」
「わたしがどんなすがたをしようと、気にかけてくれる人が、だれもいないんですもの」


「にわか雨が来るらしいわ。あたし、にわか雨は大すきだけれど、でも、いちばんいいぼうしをかぶっているし、二ばんめにいい服を着てきたんですもの。しかも、この半マイル以内のところに家は一けんもないし」


ふたりが家へはいったとき、カザリンの美しいのにおどろいた。身を切る寒さの中を長いこと歩いてきたので、皮膚はかがやくばかりで、いきいきとした血色が、かの女を見ちがえるほどきれいに見せていた。
「まあ、ちゃんとした服とぼうしを身につけたら、カザリンは、美しくなれるのに」
サマーサイドの店で見かけた豪華な暗紅色のビロードのぼうしを、カザリンの黒い髪にかぶらせ、それを、こはく色の目の上にひきおろしたところを想像した。
「なんとかしなくてはいけないわ」

アンの幸福

「とにかく、わたしは、着るものでわずらわされなどしていられないの」
「そりゃちがうわ! 着るものは、ごくだいじなことよ」「人が、あたしたちを見ていい感じをうけるでしょうと思うと、うれしくない? ぶきようでも、自分でちょっと手をかければ、すっかり感じのよくなる人がたくさんいるものね」
と、続きます。

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